「嫌い」の韓国語は2種類!意味の違いと使い分け方を比較解説!

「嫌い」の韓国語

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「嫌い」という意味の韓国語は2種類。

싫다シルタ」と「싫어하다シロハダ」と言います。

 

どちらも「嫌い」という意味ですが、ニュアンスと使い方が異なります。

今回は、「嫌い」を意味する2種類の韓国語の意味と違い、そして使い分け方までを徹底解説します。

 

「嫌い」をマスターしたら「〜は嫌い」や「嫌いにならないで」とはっきり伝えられるようになりますよ!

 

「嫌い」の韓国語2種類の意味と使い方の違い

「嫌い」という意味の韓国語「싫다シルタ」と「싫어하다シロハダ」の違いは以下のようになります。

싫다シルタ 싫어하다シロハダ
品詞 形容詞 動詞
主語 嫌いなものが主語 人が主語で、嫌いなものは目的語
ニュアンス 〜が嫌い 〜を嫌う

 

싫다シルタ」は形容詞のため、嫌いなものが主語に来ます。

そのため「〜が嫌い(〜이/가 싫다イガ シルタ)」という形です。

ex.
네가 싫어ネガ シロ.
あなたが嫌い

 

一方싫어하다シロハダ」は動詞なので、嫌いなものが目的語になります。

「〜は◯◯が嫌い(主語+◯◯을/를 싫어하다ウル ルル シロハダ)」という形です。

ex.
나는 네 그런점을 싫어해요ナヌン ネ クロンジョムル シロヘヨ.
私はあなたのそういうところが嫌いです

 

それでは、次に「싫다シルタ」と「싫어하다シロハダ」の活用を見ていきましょう。

 

「嫌い」の韓国語活用一覧

 

싫다シルタ」の活用一覧

活用形 現在形
싫다シルタ
過去形
싫었다シロッタ
否定形
싫지 않다シルチ アンタ
ヘヨ体 싫어요シロヨ
嫌いです
싫었어요シロッソヨ
嫌いでした
싫지 않아요シルチ アナヨ
嫌いではありません
ハムニダ体 싫습니다シルスムニダ
嫌いです
싫었습니다シロッスムニダ
嫌いでした
싫지 않습니다シルチ アンスムニダ
嫌いではありません。
パンマル(タメ口) 싫어シロ
嫌い
싫었어シロッソ
嫌いだった
싫지 않아シルチ アナ
嫌いじゃない
リンク 現在形の解説を見る 過去形の解説を見る 否定形の解説を見る

 

싫어하다シロハダ」の活用一覧

活用形 現在形
싫어하다シロハダ
過去形
싫어했다シロヘッタ
否定形
싫어하지 않다シロハジ アンタ
ヘヨ体 싫어해요シロヘヨ
嫌いです
싫어했어요シロヘッソヨ
嫌いでした
싫어하지 않아요シロハジ アナヨ
嫌いではありません
ハムニダ体 싫어합니다シロハムニダ
嫌いです
싫어했습니다シロヘッスムニダ
嫌いでした
싫어하지 않습니다シロハジ アンスムニダ
嫌いではありません。
パンマル(タメ口) 싫어해シロヘ
嫌い
싫어했어シロヘッソ
嫌いだった
싫어하지 않아シロハジ アナ
嫌いじゃない
リンク 現在形の解説を見る 過去形の解説を見る 否定形の解説を見る

 

韓国語の動詞の活用で押さえておくべきなのが「語幹」です。

語幹に様々な活用語尾を付けるからです。

参考 語幹と語尾について

語幹とは単語が活用変化する時に変化しない部分の事です。例えば日本語の「読む」という単語の場合、「読みます」「読まない」など「読」の部分は変わらないので語幹、変化する「む」の部分を語尾と呼びます。

싫다シルタ」の語幹は「シル」の部分、「싫어하다シロハダ」は「싫어하シロハ」の部分になります。

 

それでは、それぞれの活用について解説していきたいと思います。

 

現在形の「嫌い」「嫌いです」

싫다シルタ」はヘヨ体に変化する時に「어요オヨ」がつく動詞です。

 

ハムニダ体を作る場合は語幹にパッチムがあるため「-습니다スムニダ」を付けます。

ヘヨ体 ハムニダ体とは

「ヘヨ体」「ハムニダ体」というのは、動詞や形容詞などの語尾を「~です、ます」という丁寧な表現に変える活用法。ヘヨ体は語尾を「~」という形に、ハムニダ体は「~ㅂ니다/습니다ムニダ スムニダ」という形に変えます。

ex.ヘヨ体・ハムニダ体の例

カダのヘヨ体 カダのハムニダ体

 

「ヘヨ体」と「ハムニダ体」の作り方にはルールがあります。詳しく知りたい方は各記事をご覧ください。

 

パッチムとは

パッチムとは、ハングル文字が「子音(初声)+母音(中声)+子音(終声)」の組み合わせの時、最後にくる「子音(終声)」の事を指します。

ex.パッチムを持つ文字

マルの読み方

 

パッチムの種類や発音について以下の記事で解説していますので、詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

 

一方「싫어하다シロハダ」は「하다ハダ動詞」なのでヘヨ体は「해요ヘヨ」、ハムニダ体は「합니다ハムニダ」となります。

詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

 

パンマルはヘヨ体から「」をとると出来ます。

パンマルの作り方や種類は以下の記事でご覧ください。

 

過去形の「嫌いでした」

싫다シルタ」の過去形は「었어요オッソヨ(ヘヨ体)」「었습니다オッスムニダ(ハムニダ体)」を付けて作ります。

 

싫어하다シロハダ」は「했어요ヘッソヨ」「했습니다ヘッスムニダ」になります。

 

過去形の作り方の基本は以下の記事をご覧ください。

 

否定形の「嫌いじゃない」

否定形は「싫다シルタ」「싫어하다シロハダ」共に「語幹+지 않다チアンタ」という形です。

않다アンタ」の部分を活用して「않아요アナヨ」「않습니다アンスムニダ」にします。

 

「嫌い」は元々否定的な意味なので「嫌いじゃない」と言うと肯定的な言葉になります。

 

「嫌い」の韓国語を使った例文

最後に2種類の「嫌い」を使った例文をいくつかご紹介します。

 

私は自分が嫌いです

나는 자기가 싫어ナヌン チャギガ シロ.

「自分」は「자기チャギ」、「自分が嫌」というニュアンスです。

 

嫌いにならないで

싫어지지 마シロジジ マ.

「嫌いになる」は「싫어지다シロジダ」、「〜지 마チ マ」は「〜するな」という意味です。

 

嫌いなら仕方ない

싫으면 어쩔수 없다シルミョン オッチョルス オプタ.

「〜なら」は「ミョン」、「어쩔수 없다オッチョルス オプタ」は「どうしようもない」というフレーズです。

 

「嫌い」の韓国語まとめ

今回は「嫌い」の韓国語2種類の違いと使い方をお伝えしました。

最後にポイントをまとめておきます。

  • 「嫌い」の韓国語は「싫다シルタ」「싫어하다シロハダ」の2つ
  • 싫다シルタ」は形容詞で嫌いなものが主語にくる
  • 싫어하다シロハダ」は動詞で嫌いなものが目的語に来る
  • 싫다シルタ」の活用は「」がつく
  • 싫어하다シロハダ」は「하다ハダ(する)」と同じ活用
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