「全部」の韓国語は3種類!意味と使い分け方を分かりやすく解説!
「全部」という時の韓国語は3種類あります。
それが「전부」「다」「모두」。
それぞれ微妙なニュアンスの違いがある言葉です。
そこで今回は3つの「全部」の韓国語の使い分け方を例文も混じえて解説します!
よく使うフレーズをそのまま覚えれば、すぐに使えるようになりますよ。
「全部」の韓国語と使い分け方
3種類の「全部」のニュアンスと使い方を例文と一緒にご紹介します。
「全て」という意味の「전부ジョンブ」
「전부」は「全部」という漢字からそのまま作られたハングル。
文字通り「全て」という時に使う単語です。
例えば、以下のようなフレーズでよく使います。
例文
あなたは私の全てです
당신은 나의 전부예요. |
「私の」は韓国語で「나의」と言います。
例文全部でいくらですか
전부 얼마예요? |
「いくらですか?」は韓国語で「얼마예요?」です。
「전부」は漢字から作られた少し堅い印象の言葉(漢字語と言います)です。
「全部」という意味合いの文章の中では基本的に使えますが、日常会話では「다」の方がよく使われます。
日常的によく使う「全部」の「다タ」
「다」も「全部」という意味で基本的には「전부」とほぼ同じですが、より日常的な言葉です。
ただ「全て」という意味を含んだ先ほどの文(「私の全て」や「全部でいくら?」など)では使えません。
例えば、以下のようなフレーズでよく使われます。
例文 全部好き다 좋아해. |
「好き」は韓国語で「좋아해」と言います。
例文 全部可愛い다 예뻐. |
「可愛い」の韓国語は「예뻐」です。
一方、「다」には「最後に至る」というニュアンスもあります。
以下のようなフレーズです。
例文 全部食べた(最後まで食べた)다 먹었어. |
「食べた」は韓国語で「먹었어」です。
例文 到着しました(最後まで来た)다 왔어요. |
「来た」の韓国語は「왔어요」と言います。
名詞的に使われる「모두モドゥ」
もう一つ「全部」という意味を持つ韓国語が「모두」。
「모두」は特に名詞の役割で使われることが多い単語です。
例えば以下のようなフレーズになります。
例文 子供たちは全員結婚したよ우리 애들이 모두 결혼했어. |
「우리」は「私達の」という意味です。
例文全部で3名です
모두 세명이에요. |
「3名」は「세명」と言います。
韓国語の数字と単位については、以下の記事で詳しく解説しています。
「全部」を強調する韓国語表現
ここまで、3つの「全部」の韓国語の主な使い方についてお伝えしてきました。
ご紹介したフレーズは、基本的に決まったものしか使えない場合のものです。
ただ一方で、3つのどれでも使える場合もあります。
そのような3つの「全部」は、一緒に使うことでより強調する表現にもなります。
「전부」と「다」を合わせた「전부 다」や、「모두」と「다」を合わせた「모두 다」という言い方です。
例えば「全部食べた」の「다 먹었어」を「전부 다 먹었어」と言うとより強調されるという感じです。
2つの単語を合わせた表現はネイティブもよく使うので、覚えておきましょう。
「全部」の韓国語まとめ
今回は「全部」の3種類の韓国語と使い方についてお伝えしました。
最後にポイントをまとめておきます。
- 「全部」の韓国語は「전부」「다」「모두」の3種類
- 「전부」は「全て」というニュアンス
- 「다」はより日常的な言葉
- 「다」は「最後に至る」というニュアンスもある
- 「모두」は名詞的に使われることが多い
- 「전부 다」や「모두 다」などの強調表現もある
「全部」は3種類もあって「どう違うの?」と疑問に思う方も多いと思います。
まずはよく使われるフレーズを覚えて、ニュアンスを掴むようにしてくださいね!