「~ですが」の韓国語は2種類!違いと使い分け方を分かりやすく解説
「~ですが」という場合の韓国語は2種類あります。
それが「지만」と「는데」。
同じ「~ですが、~だけど」という意味の韓国語ですが、少しニュアンスが異なります。
今回は2種類の「~ですが」の韓国語について分かりやすく解説します!
「ですが」の韓国語と違い
先ほどお伝えした通り「ですが」の韓国語は以下の2種類になります。
지만 | 는데 | |
ニュアンス | 前の文章と反対の事を言う(逆説) 「しかし」と近いニュアンス |
前の文章で前提条件を示す 「だけど」に近いニュアンス |
これだけだと分かりづらいと思うので、具体的な例文と一緒にそれぞれ見ていきましょう。
「지만」の使い方と注意点
「지만」は前の文章に対して反対の事を言う場合に使います。
例文 お腹がすいてるけど何もない배가 고프지만 먹을 거 없어. |
「お腹がすく」は「배가 고프다」と言います。
「먹을 거」は「食べるもの」、「없어」は「ない」という意味です
例文 ちょっと寒いですが大丈夫조금 춥지만 괜찮아. |
「寒い」は韓国語で「춥다」です。
このように「お腹がすいている」「寒い」などの状況に対して、逆の内容になります。
「지만」は前に名詞が来るときは「이」が付くので注意しましょう。
例文 高いお菓子だけどまずい비싼 과자이지만 맛없다. |
「美味しくない」は「맛없다」です。
また、「ですが~」を文頭において逆の意見を続ける時は「하지만」という形になります。
例文 ですが、やらないと。하지만 해야지. |
「해야지」は「やらないとね」という意味です。
「는데」の使い方と注意点
一方「는데」は、前の文章を前提において話を続ける場合に使います。
例文 お腹がすいたんですが、何かある?배가 고팠는데 먹을 거 있어? |
「있어」は「ある」という意味です。
「お腹がすいた」という前提を置いて話を続けていますね。
「는데」は逆説にする場合でも使えます。
例文 頑張ったけど出来なかった열심히 했는데 잘 못 했어. |
「頑張る」は「열심히 하다」と言います。
「는데」はとてもよく使う表現ですが、ちょっと使い方が難しいフレーズでもあります。
以下に使い方と注意点を書いていきますが、初心者の方は参考程度に知っておけばよいと思います。
「는데」は前に来る単語によって、形が以下のように変わります。
単語の種類 | 「는데」の形 |
---|---|
前の単語が動詞、過去形の場合 | 는데 |
前に来る言葉が形容詞の場合 | 은데(パッチムあり) |
ㄴ데(パッチムなし) | |
前に来る言葉が名詞の場合 | 인데 |
1つ目の「動詞or過去形」の「는데」に関しては、最初の例文でご紹介しているので、残りの「形容詞」と「名詞」について解説します。
形容詞が前に来る場合
形容詞が前に来る場合は「은데」もしくは「ㄴ데」という形に変化します。
「은데」は前の形容詞にパッチムがある場合。
例えば「良い」という意味の「좋다」を使った例で見てみましょう。
例文 良いですが、いくらですか?좋은데 얼마예요? |
「いくらですか?」は韓国語で「얼마예요?」と言います。
一方、パッチムがない形容詞が来る場合は「ㄴ데」という形になります。
「忙しい」という単語の「바쁘다」の例で見てみましょう。
例文 忙しいですが、何の用ですか?바쁜데 웬일이에요? |
「なんの用ですか?」は「웬일이에요?」と言います。
名詞が前に来る場合
名詞が前に来る場合は「인데」という形に変化します。
例えば以下のような文章で使います。
例文 日本人ですが大丈夫ですか?일본사람인데 괜찮아요? |
「大丈夫です」は「괜찮아요」と言います。
例文 勉強中ですが、来てもいいよ공부중인데 와도 돼. |
「勉強」は韓国語で「공부」です。
「ですが」の韓国語まとめ
今回は2種類の「ですが」の韓国語と使い分け方についてご紹介しました。
「는데」は逆説でも使えますが、前に来る単語によって形が変わる難しさがあるので、余裕があったら覚えてみてくださいね!