「怒る」は韓国語で2パターン!ハングルと意味・使い方を解説!
「怒る」と韓国語で言う時は2パターンあります。
それが「화 나다」と「화 내다」。
とても似ていますが、ちょっとしたニュアンスと使い方が異なります。
今回は「怒る」の韓国語の意味と使い方を例文と一緒にご紹介します!
「怒る」の2つの韓国語の違いと使い方
「怒る」韓国語は「화 나다」と「화 내다」。
どちらにも使われている「화」というのは「怒り」という意味です。
「나다」と「내다」の違いですが、「나다」は「出る」、「내다」は「出す」という意味になります。
つまり、「화 나다」は「怒りが出る」、「화 내다」は「怒りを出す」というニュアンスになります。
では、どう使い分ければいいのか?
分かりやすく説明すると、「화 나다」は「怒りが出る」ので、「自分が腹がたった時」に使うイメージです。
それに対して「誰かが怒っていた時」に使う事が多いのが「화 내다」。
例文本当に腹が立ったよ
진짜 화 났어. |
先生が怒りました
선생님이 화 내셨어요. |
では、次にそれぞれの言い方を一覧でご紹介します。
「怒る」の韓国語活用一覧
「화 나다」と「화 내다」は「怒る」の基本形で、「怒ります」などの言い方にする(活用する)場合は「다」の部分を変化させます。
基本的に韓国語の言い方は大きく以下の3つに分けられます。
- ヘヨ体・・・日常会話で年上などに話す時の丁寧な言い方。
- ハムニダ体・・・ビジネスなど、フォーマルな場面で使うより丁寧でかしこまった言い方。
- パンマル・・・友達や恋人などフランクな相手に対して使うタメ口表現。
使いたい形をすぐに使えるように、「화 나다」と「화 내다」の言い方をわかりやすく一覧にしました。
詳しい解説を見たいものがあれば、リンクをクリックして解説をお読みください。
活用形 | 現在形 화나다 |
過去形 화났다 |
進行形 화나고 있다 |
---|---|---|---|
ヘヨ体 (丁寧) |
화 나요 怒ります |
화 났어요 怒りました |
화 나고 있어요 怒っています |
ハムニダ体 (より丁寧) |
화 납니다 怒ります |
화 났습니다 怒りました |
화 나고 있습니다 怒っています |
パンマル (タメ口) |
화 나 怒るよ |
화 났어 怒ったよ |
화 나고 있어 怒ってるよ |
リンク | 現在形の解説を見る | 過去形の解説を見る | 進行形の解説を見る |
活用形 | 現在形 화 내다 |
過去形 화 냈다 |
進行形 화 내고 있다 |
ヘヨ体 (丁寧) |
화 내요 怒ります |
화 냈어요 怒りました |
화 내고 있어요 怒っています |
ハムニダ体 (より丁寧) |
화 냅니다 怒ります |
화 냈습니다 怒りました |
화 내고 있습니다 怒っています |
パンマル (タメ口) |
화 내 怒るよ |
화 냈어 怒ったよ |
화 내고 있어 怒ってるよ |
リンク | 現在形の解説を見る | 過去形の解説を見る | 進行形の解説を見る |
それでは、それぞれの活用について解説していきたいと思います。
「怒る」「怒ります」の韓国語
活用形 | 現在形 화나다 |
現在形 화 내다 |
---|---|---|
ヘヨ体 (丁寧) |
화 나요 怒ります |
화 내요 怒ります |
ハムニダ体 (より丁寧) |
화 납니다 怒ります |
화 냅니다 怒ります |
パンマル (タメ口) |
화 나 怒るよ |
화 내 怒るよ |
「怒ります」の言い方は2つずつあり、「화 나요」「화 내요」と「화 납니다」「화 냅니다」です。
「화 납니다」「화 냅니다」の方がより丁寧でかしこまった言い方。
ビジネスなどのフォーマルなシーンで使います。
友達や恋人などへのタメ口はパンマルと呼ばれる形で、「화 나」「화 내」と言います。
パンマル(タメ口)はヘヨ体から「요」をとると出来ます。
「怒った」「怒りました」の韓国語
活用形 | 過去形 화났다 |
過去形 화 냈다 |
---|---|---|
ヘヨ体 (丁寧) |
화 났어요 怒りました |
화 냈어요 怒りました |
ハムニダ体 (より丁寧) |
화 났습니다 怒りました |
화 냈습니다 怒りました |
パンマル (タメ口) |
화 났어 怒ったよ |
화 냈어 怒ったよ |
「怒りました」という言い方も「화 났어요」「화 냈어요」と「화 났습니다」「화 냈습니다」の2種類です。
パンマル(タメ口)で「怒った」という場合は「화 났어」「화 냈어」と言います。
過去形の作り方の基本は以下の記事をご覧ください。
「怒っている」「怒っています」の韓国語
活用形 | 進行形 화나고 있다 |
進行形 화 내고 있다 |
---|---|---|
ヘヨ体 (丁寧) |
화 나고 있어요 怒っています |
화 내고 있어요 怒っています |
ハムニダ体 (より丁寧) |
화 나고 있습니다 怒っています |
화 내고 있습니다 怒っています |
パンマル (タメ口) |
화 나고 있어 怒ってるよ |
화 내고 있어 怒ってるよ |
「〜している」は「-고 있다」と言います。
「怒っています」という言い方も「화 나고 있어요」「화 내고 있어요」と「화 나고 있습니다」「화 내고 있습니다」の2種類です。
パンマル(タメ口)で「怒ってる」という場合は「화 나고 있어」「화 내고 있어」と言います。
「怒る時」に使われるその他の韓国語
「怒る」に関してよく使われるその他の表現をご紹介します。
「怒られる」の韓国語は?
日本語だと「怒られる」という受け身の表現がありますよね。
しかし、実は韓国語には「怒られる」という受け身表現がありません。
なので、「(自分が)怒られた」という場合は「(誰々が)怒った」という形にします。
この辺りは日本語と感覚が違うので、気をつけましょう。
ただ、「叱られる」という韓国語は存在していて、「혼나다」と言います。
「혼나다」は元々受け身の意味を含んでいる言葉になります。
「怒る」の韓国語を使った会話フレーズ
それでは、最後にいくつかよく使われる会話フレーズをご紹介します。
友達に怒られて悲しい
친구가 화내서 슬퍼. |
「友達」は韓国語で「친구」、「悲しい」は「슬퍼」と言います。
ママは怒ったら怖い
엄마는 화 내면 무서워. |
「ママ」は韓国語で「엄마」と言います。
すぐ怒る人は嫌い
툭하면 화를 내는 사람이 싫어. |
「툭하면 화를 내」は「些細な事で怒る」という意味です。
「怒る」の韓国語まとめ
今回は2種類の「怒る」の韓国語の違いと使い方をお伝えしました。
最後にポイントをまとめておきます。
- 「怒る」の韓国語は「화 나다」と「화 내다」の2つ
- 「화 나다」は「怒りが出る」で自分が怒る時に使う
- 「화 내다」は「怒りを出す」で誰かが怒る時に使う
- 「怒られる」の受け身表現は韓国語にはなく、「誰かが怒る」に変える
「怒る」の2パターンは似ていますが異なるので、ポイントを覚えてみてくださいね!