【韓国語入門ガイド】初心者のためのハングル文字と文法基礎解説!
当記事は「韓国語を始めたいけど何から始めればいいの?」という韓国語初心者のための入門ガイドです。
韓国語を習得するためには、勉強の全体像を知る事がとても大切。
韓国語の最も基本となるハングルの概要から、まず初心者が知っておくべき文法と単語の基礎、おすすめの教材までをご紹介します。
記事を読めば韓国語の勉強のポイントが一通りご理解いただけると思いますよ!
韓国語の入門基礎、ハングルとは何かを知ろう
よく韓国語の事を「朝鮮語」とか「ハングル語」とか言ったりする人もいますね。
「韓国語」と「朝鮮語」は同じものを示していて、「ハングル」は韓国語(朝鮮語)の文字の事を言います。
なので、「ハングル語」というのは存在しないんですね。(中国にはウイグル族という民族もいますが、ハングル族はいません(笑))
元々朝鮮半島では中国から伝わってきた漢字が使われていましたが、漢字は教育水準が高い人達だけが学ぶ事が出来た言葉でした。
そのため、誰でもやさしく理解でき、読み書きができるハングルが生み出されたというわけです。
それでは、最も基本的なハングルの仕組みについて見ていきましょう。
ハングル文字の仕組みと構成
ハングルを初めて見た人は、一見難しい暗号のように見えるかもしれませんが、実はローマ字と同じ仕組みです。
ハングルは子音と母音を表していて、それぞれが音を持っています。
例えば子音の「ㄱ」は「k」、母音の「ㅏ」は「a」の音を表し、組み合わせて作られた「가」は「ka」という音になります。
ハングルの組み合わせ方は大きく2つ。
「子音+母音」と「子音+母音+子音」です。
「子音+母音+子音」という組み合わせが日本語にはないハングルの大きな特徴で、最後の子音を「パッチム」と呼びます。
ハングルの仕組みを細かく分けると「子音+母音」が2種類、「子音+母音+子音」が2種類の計4種類に分けられます。
1つずつ見ていく事にしましょう。
①「子音+母音」の横型
左側に子音、右側に母音がくる組み合わせのハングルになります。
②「子音+母音」の縦型
上側に子音、下側に母音がくる組み合わせのハングルになります。
③「子音+母音+子音」の横型
左側に子音、右側に母音、その下に子音(パッチム)くる組み合わせのハングルになります。
④「子音+母音+子音」の縦型
一番上に子音、真ん中に母音、一番下に子音(パッチム)がくる組み合わせのハングルになります。
ハングルの仕組みを理解したら、後はそれぞれ子音と母音の種類と読み書き、発音を覚えればいいだけです。
ハングルの母音と子音については、以下の記事で詳しく解説していますのでこちらをご覧ください。
韓国語の文法入門、文章の組み立て方を知ろう
文法と聞くと「難しくて苦手」と考える人が多いかもしれません。
それは恐らく多くの人が学校で英語を勉強した時に、日本語との違いを理解するのが難しかったからです。
しかし、韓国語は日本語と文法が非常に似ているため、外国語の中で最も習得しやすい言語だと言われています。
大きな類似点は以下の2点になります。
- 韓国語は日本語と語順が同じ。
- 助詞の種類と使い方が同じ。
例えば以下のような文章があります。
私は 主婦 です。
これを韓国語で言うと以下のようになります。
저는 주부 예요.
下線の引いてあるところはお互いの言語に対応している箇所ですが、日本語と韓国語の位置は全て一緒ですね。
英語だと「I am housewife」で「私は です 主婦」となるため、日本人には複雑。
語順が同じ、助詞の位置が同じというのは大きなアドバンテージになります。
なので、後は名詞や動詞・形容詞などの単語を覚える事と、「現在形」や「過去形」、「疑問文」の作り方などを覚えていくだけです。
初心者がまず覚えるべき必須の文法については以下の記事で説明していますので、こちらをご覧ください。
韓国語入門用の本とアプリ
語学を学ぶ上では、やはり入門用の本やアプリが役立ちます。
参考書やアプリはいくつもあるのですが、ここでは特に初心者におすすめのものをピックアップしてご紹介します!
入門用のテキスト
韓国語初心者がまず買っておくと良いテキストは、ハングルの入門書と文法の入門書です。
ハングルの入門書
本書は、NHKの「テレビでハングル講座」に講師として出演し、とても分かりやすいと絶大な人気と信頼を得たチョ・ヒチョル先生の著作。
ハングル文字を構成する「母音」や「子音」を他の物で例えたり、様々な語呂合わせでハングル文字の基本を覚える方法を紹介したりと、全くの初心者が非常にとっつきやすく、覚えやすい内容になっています。
文法の入門書
こちらは『日本最大の韓国語学校の新大久保語学院が監修したテキスト』で、韓国語の基礎を包括的に学ぶのに定評がある一冊です。
多くの語学教室でも利用されており、会話文、イラスト、文法説明などがバランス良く程よい量で学べる内容になっています。
入門用のアプリ
ハングル 101 – 韓国語の基礎
韓国語の文字を覚えたい人におすすめの初心者向けアプリです。
韓国語の文字の構造、読み書きするための知識を身につけることができます。
ローマ字表記の発音音声も付いているので、正しい文字と音を覚えるのに役立ちます。
韓国語へ旅しよう初級
韓国語の初級テキストから作られたアプリで、初心者向けの基礎が学べる学習アプリです。
韓国語の文字の構成や簡単な挨拶の書き方・意味・音声も聞くことができます。
これから韓国語を始めようという人におすすめです!
まとめ
今回は、韓国語の初心者のための入門ガイドをお伝えしましたがいかがだったでしょうか。
最後にお伝えした内容を簡単にまとめておきます。
- 韓国語の入門はまずハングルを覚える事から始める
- ハングルは韓国語の文字で子音と母音の組み合わせ方は4種類
- 韓国語の文章の組み立て方は日本語と同じ
- 入門用のテキストやアプリはハングルと文法を学べるものがおすすめ
当記事では韓国語習得の全体像をお伝えしました。
それぞれの項目については各記事で詳しく解説していますので、ぜひ利用していただけたらと思います。
文法の他に単語の覚え方についてもご紹介していますので、興味があればぜひご覧くださいね。