「わかりました(わかった)」の韓国語「アラッソヨ」と了解の表現まとめ
「わかりました」や「わかった」と了解を表す韓国語は「アラッソヨ」「アラッソ」と言います。
「アラッソ」は「アラッソヨ」より砕けたタメ口表現ですが、「アラッソヨ」も言い方ひとつで伝わり方が変わることも。
また、同じ「わかりました」でも場面や状況によって表現を変えたほうがいい場合があります。
そこで今回は、了解を示す「わかりました」「わかった」の韓国語の様々な表現をまとめてお伝えしたいと思います。
「アラッソ」「アラッタ」「アラッチ」など、「韓国ドラマでよく出てくる似たような表現はどう違うの?」という疑問も解けるようになりますよ!
韓国語の「わかりました」「わかった」のハングルと意味・発音一覧
様々な「わかりました」「わかった」を意味する韓国語のハングルと意味・発音を一覧にしました。
すぐに詳しい解説が見たい言葉があれば、韓国語をクリックするとご覧頂けます。
韓国語 | 意味 | 種類 | 発音 |
---|---|---|---|
알았어요 | わかりました | 丁寧 | |
알았습니다 | わかりました | 丁寧 | |
알겠어요 | わかりました | 丁寧 | |
알겠습니다 | かしこまりました | 丁寧 | |
알았어 | わかったよ | パンマル(タメ口) | |
알았다 | わかった | パンマル(タメ口) | |
알겠어 | わかったよ | パンマル(タメ口) | |
알았지 | わかったよね? | パンマル(タメ口) | |
알겠지 | わかったよね? | パンマル(タメ口) | |
알았죠 | わかりましたよね? | 丁寧 | |
알겠죠 | わかりましたよね? | 丁寧 |
親しい関係で使う「わかりました」の韓国語「アラッソヨ」
「わかりました」の韓国語「アラッソヨ」のハングルは「알았어요」です。
「알았어요(わかりました)」は「알다(わかる)」を丁寧な過去形表現にした形。
動詞の過去形の作り方に関しては以下の記事を参考にしてくださいね。
「알았어요」の発音は、カタカナ読みでそのまま発音すれば正しい発音になります。
以下に音声をあげておきますので、参考にしてください。
「알았어요」の発音音声
「알았어요」は「ヘヨ体」と呼ばれる丁寧な表現で、基本的にどんな場面でも使える言い方。
ただ、言い方ひとつで「わかったよ」とぞんざいな感じで受け取られる可能性もあるので、少し注意が必要です。
あまり身近ではない人には使わないほうが無難かもしれません。
よりかしこまった表現に「ハムニダ体」と呼ばれる「알았습니다」という言い方もあり、こちらは目上の人によく使います。
「알았습니다」の発音音声
無難な「わかりました」は「アルゲッソヨ」
「알았어요」も丁寧できちんとした表現ですが、より丁寧で公式的な場でも使えるのが「알겠어요」。
「겠」は「意志」を表す言葉で、「わかった」という意志をより強く表現するという感じです。
「알았어요」よりもきちんとした印象で「わかりました」と伝わる言葉なので、基本的には「알겠어요」を使うのがいいでしょう。
韓国ではビジネスシーンや軍隊など規律の厳しい環境の中で上官の言葉に反応する際には、ハムニダ体の「알겠습니다」を使います。
「かしこまりました」というニュアンスがしっくりくる表現です。
「알겠어요」の発音音声
「알겠습니다」の発音音声
ここまでご紹介した「わかりました」の韓国語を以下にまとめておきますね。
「わかりました」の韓国語一覧
韓国語 | ニュアンス | 対象・シーン |
---|---|---|
알았어요 | 丁寧で無難なわかりました | 日常で身近な人に対して |
알았습니다 | 알았어요よりかしこまった表現 | 日常で目上の人に対して |
알겠어요 | 「わかった」の意志をこめた表現 | 身近な人、そうでない人全てに対して |
알겠습니다 | 알겠어요よりかしこまった表現 | ビジネスや軍隊などで目上の人に対して |
「わかりました」の定番フレーズ
よく使う「わかりました」「わかった」の定番フレーズを覚えましょう。
네,알았어요
はい、わかりました。 |
예,알겠습니다
はい、かしこまりました。 |
잘 알고 있어요
よくわかっています。 |
「알고 있어요」は「〜している」という意味の「-고 있어요」が付いた形で、「(既に)わかっています」というニュアンスになります。
「わかった」は韓国語で「アラッソ」
友人など親しい関係で「わかった」とタメ口表現(パンマルといいます)を使う場合は「알았어」と言います。
「알았어」は「알았어요」から丁寧を表す「요」を取り除くとできる形で、パンマルの作り方は基本的にこの形です。
アラッソの発音およびニュアンスは「軽い感じで答える」のがそれらしくなる方法。
以下の音声を参考にしてみてください。
「알았어」の発音音声
アラッソとアラッタの違い
「알았다」
は「알다(わかる)」の過去形の基本形。
会話の中でこの形で使うと、少し言い切りがはっきりした物腰の強い印象を受けます。
よく使われる形は「그래,알았다(そう、わかった)」で、さっぱりしたニュアンスですね。
一方「알았어」はタメ口の「わかった」ですが、ニュアンスとしては「わかったよ」と少し物腰が柔らかい印象です。
どちらも「わかった」という意味には違いないのですが、ちょっとしたニュアンスの違いがあります。
「그래,알았다」の発音音声
意志を込めた「わかった」は「アルゲッソ」
意志を込めた「알겠어요」にもパンマルの「알겠어(わかった)」が存在します。
こちらはパンマルなので上司や目上の人には使いません。
親しい関係性の人に対して、よりきちんとした言葉遣いをする表現になります。
「알겠어」の発音音声
「わかったよね?」は「アラッチ」「アルゲッチ」
「わかったよね?」と確認する言い方は「알았지?」「알겠지?」と言います。
「지」は「〜でしょ?」と相手に確認する時に使う文末表現です。
「わかった」のパンマル「알았어」「알겠어요」の文末を「지」に変えた形で同じくパンマル表現です。
丁寧な言い方は「지」に「요」を付けて「지요」という形にします。
「지요」は会話の中では短縮系の「죠」の形で使われ、「알았죠」「알겠죠」で「わかりましたよね?」になります。
「알았지」の発音音声
「알겠지」の発音音声
「알았죠」の発音音声
「알겠죠」の発音音声
「わかった」「わかったよね」の韓国語一覧
韓国語 | ニュアンス | 対象・シーン |
---|---|---|
알았어 | パンマル(タメ口) | 日常で身近な人に対して |
알았다 | ||
알겠어 | ||
알았지 | ||
알겠지 |
「わかった」の定番フレーズ
よく使う「わかりました」「わかった」の定番フレーズを覚えましょう。
그래,알았어.
そう、わかった。 |
알았지?
わかったよね? 잘 알아. よくわかってるよ。 |
最後の「알아」は「알다(わかる)」のパンマル(タメ口)で「わかってるよ」という意味になります。
現在形の「알아요」から「요」を取り除いた形です。
「アラッソ」以外の「わかった」の韓国語
「알았어」でほとんどの場合は問題なく「わかった」と言えますが、その他特定の状況において「わかった」という意味で使える韓国語をご紹介します。
「了解」を伝える「좋아」
「좋아」は「いいよ」という意味の言葉で、原形は「좋다(良い)」という形容詞。
丁寧なヘヨ体「좋아요(良いです)」をパンマルにしたのが「좋아」です。
何か頼みごとをされた時に「わかった(了解)」と答えるのに使える表現です。
「알았어」と合わせて、「좋아,알았어」という言い方もよく使います。
「理解した」は「이해했어」
「理解した」という意味での「わかった」は「이해했어」または「이해됐어」と言います。
「알았어」よりも深く理解したというニュアンスを含んだ言葉です。
「わかりません」「わからなかった」と言う場合は「이해못해(理解できない)」「이해못했어(理解できなかった)」という表現を使います。
「알았어」の原形「알다」は「知る、知っている」というのが本来の意味なので、反対語は「모르다(知らない)」になります。
「知りません」という意味の「わかりません」は「몰아요」「몰겠어요」を使いましょう。
若者が使う「わかりました」「わかった」の韓国語スラング
韓国の若者が使う「わかった」のスラングや略語があります。
これらは主にメールやカカオなどのSNSで使われます。
「알았어」を可愛らしい言い方にしたのが「알았쫑」。
ニュアンスを説明するのがやや難しいですが、日本語にするなら「わかったよん」「了解ねん」という感じでしょうか。
「알았어요」だと「알았어용」となります。
また、「はい」を意味する「네」は「넵」と言ったりします。
合わせると「넵 알았쫑」で「はいん、わかったよん」ですね。
また、略語では英語のオッケーという意味で「ㅇㅋ」という表記をよく使います。
「ㅇ」は単純にマルの形から「オー」、「ㅋ」は「k」の音を表す激音子音から来ています。
「わかりました」、「わかった」の韓国語まとめ
今回は「わかりました」「わかった」の韓国語の種類と使い方についてお伝えしました。
最後に、今回の内容を簡潔にまとめておきます。
- 韓国語で「わかりました」は「알았어요 」と「알겠어요」
- 韓国語で「わかった」は「알았어」と「알겠어」
- 韓国語で「わかったよね?」は「알았지?」と「알겠지?」
- 「좋아」は「いいよ」、「이해했어」は「理解した」の「わかった」
- 若者言葉で「알았어」は「알았쫑」、「네」は「넵」、オーケーは「ㅇㅋ」
「알았어」「알았다」「알았지」「알겠지」はどれも発音の似ている言葉ですが、ニュアンスと使い方の違いがご理解いただけたかと思います。
「わかった」「わかったよね?」などちょっとした言葉ですが、会話をスムーズにすることが出来るので、ぜひ身につけてくださいね。
韓国語には「わかった」と同じく、「そうなんですね」や「なるほど」「もちろん」など相手に相槌を打つ表現が色々とあります。
「わかった」をマスターできたら、ぜひその他の相槌表現にも挑戦してみてください!
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