韓国語を独学で勉強するおすすめの方法を徹底解説!ハングルが重要?

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韓国語を独学で学ぼうと思ったら、色々な悩みや心配がありますよね。

  • 何から始めればいいのか?
  • おすすめのテキストはどれがいいのか?
  • 効率よく習得する学習方法は?

などなど。

韓国語を独学で学ぶ場合は、方法と順番を間違ってはいけません。

 

今回は、韓国語を効率的にマスターしていくための勉強方法、おすすめのテキスト等についてお伝えしていきます。

 

韓国語を独学で勉強する時のおすすめの順番と方法

韓国語を独学で始めようとした時に、非常に大切なのが勉強の順番です。

一体何から勉強を始めればいいのか。

 

初めて韓国語を勉強する人は以下の順番で勉強していくのがおすすめです。

  1. ハングル文字の読み書きと発音を覚える
  2. 簡単な韓国語の表現と単語を覚える
  3. 韓国語の基本文法を覚える
  4. 音読とリスニングを鍛える

それでは、1つずつ順を追って見ていきましょう。

 

ステップ1.ハングル文字と発音を身につけよう

独学ステップ1

 

ハングルとは「韓国語の文字」の事です。日本語には「ひらがな」や「カタカナ」が存在するように、韓国語にはハングル文字が存在します。

 

まず何よりも先にハングルの読み書きを習得することが韓国語の習得には重要。

ハングルの文字の仕組みと発音を正しく身に付ける事で、韓国語の正しい発音や文法を身につける事が出来ます。

 

ハングルは同じ子音と母音からなる文字と言う点で日本語と同じ。

ただ、日本語には「子音+母音」という組み合わせしかない反面、ハングルには「子音+母音+子音」のという組み合わせが存在します。

 

最後にくる子音の事を「パッチム(終声)」と呼ぶのですが、このパッチムの習得がハングルの大きなポイントです。

パッチムとは?今すぐ見る

 

ハングル文字を効率的に習得するのには以下の順番で勉強するのがおすすめです。

  1. 母音を習得する
  2. 子音を習得する
  3. 母音と子音の組み合わせを習得する
  4. パッチムを習得する

まずはハングルの母音についてご説明します。

ハングルの母音

ハングルの母音は全部で21個あるのですが、そのうち基本母音と呼ばれるものが10個あります。

以下はハングルの基本子音一覧です。

母音字 発音記号 読み方
a
ya
ɔ
o
yo
u
yu
ɯ
i

 

これらの基本母音10個を合わせて作られた「合成母音」と呼ばれるものが11個あり、計21個になります。

 

21個と言うと「少し多いな・・」と感じられるかもしれませんが、合成母音は基本母音を組み合わせて作られた母音

まず基本母音を押さえれば、すぐに覚えることができます。

 

合成母音も含めた母音の書き方や読み方を以下の記事で詳しく解説しています。

発音のポイントを動画でもご紹介していますので、ぜひご覧くださいね。

 

ハングルの子音

母音を習得出来たら、次は子音を覚えましょう。

ハングルの子音も基本子音と呼ばれるものが9個あり、その他この基本子音から派生したもの(激音と濃音と言います)が10個あります。

 

ハングルの基本子音一覧は以下になります。

子音字 発音記号 読み方
ㄱ(ㅏ) k(a)
ㄴ(ㅏ) n(a)
ㄷ(ㅏ) t(a)
ㄹ(ㅏ) l(a)
ㅁ(ㅏ) m(a)
ㅂ(ㅏ) p(a)
ㅅ(ㅏ) s(a)
ㅇ(ㅏ) a
ㅈ(ㅏ) tʃ(a) ちゃ

上から順番に読むと

「か・な・た・ら・ま・ぱ・さ・あ・ちゃ」。

 

日本語にも「あかさたな」という50音の覚え方がありますね。

それと同じくハングルにも「半切表」とか「カナタラ表」と呼ばれる一覧があるんですね。

 

これらの基本子音とそこから派生した「激音子音」「濃音子音」に母音を組み合わせると、韓国語の50音表が出来上がります。

 

基本子音から激音、濃音、母音との組み合わせまで以下の記事でご紹介していますので、詳しくはそちらをご覧ください。

特に日本人には難しい激音と濃音の発音は動画で解説しています。

 

ハングルのパッチム

ハングルの一番の難関と言われる「パッチム」。

しかし、難関と言ってもそこまで難しいわけではありません。

 

パッチムというのは「子音+母音」の後に来る「子音(終声)」の事を言います。

ex.パッチムを持つ文字

マルの読み方

「말」という文字をカタカナで読むと「マル」と2音になってしまいますが、ハングルはパッチムまで含めて1音で読まなければなりません。

 

パッチムを習得するポイントは、「子音のみの発音を覚えること」。

また、パッチムによって起こる発音変化を覚えることになります。

 

以下の記事でパッチムについて詳しく解説していますので、参考にしてください。

 

 

この順番でハングルの読み書きと発音を習得してください。

ハングルの基礎を身につけるのに、1冊テキストを持っておくのがおすすめです。

初心者がハングルを覚えるのにおすすめの本をご紹介します。

 

 

ハングルの読み書きを学ぶのにおすすめの本


 

本書は、NHKの「テレビでハングル講座」に講師として出演し、とても分かりやすいと絶大な人気と信頼を得たチョ・ヒチョル先生の著作。

ハングル文字を構成する「母音」や「子音」を他の物で例えたり、様々な語呂合わせでハングル文字の基本を覚える方法を紹介したりと、全くの初心者が非常にとっつきやすく、覚えやすい内容になっています。


 

こちらもハングルの読み書きを初心者が身につけるための1冊ですが、特徴はワーク式になっているところ。

ただひたすら順番で母音や子音を覚えていくのではなく、著者が導いてくれる通りにワークをやっていくと、いつの間にかハングルがわかるようになっているというスタイルです。

 

その他、初心者が独学で韓国語を学ぶ時におすすめのテキストを以下の記事でご紹介しています。

 

ステップ2.よく使う韓国語の表現と単語を身につけよう

独学ステップ2

 

ハングルの読み書きが出来るようになったら、「次は文法を」と言いたくなるかもしれませんが、その前に韓国語でよく使う簡単な表現や単語を覚えましょう。

もちろん様々な表現をするためには文法の勉強は必須ですが、かっちりした勉強より先にちょっとした表現を学び、韓国語を楽しむ感覚を養うのがおすすめです。

 

最も初歩的なのはやはり自己紹介文。以下のような表現があります。

안녕하세요アンニョンハセヨ. こんにちは。

저는 캔이에요チョヌン ケニエヨ. 私はケンです。

일본 사람이에요イルボン サラミエヨ. 日本人です。

학생이에요ハクセンイエヨ. 学生です。

「〜です」を表す「에요/이에요エヨ イエヨ」は韓国語文法の最も基本的なものです。

前の名詞にパッチムがある場合は「에요エヨ」、ない場合は「이에요イエヨ」を使うなどのルールがありますが、単語を入れ替えながら韓国語の感覚を養う事が出来ます。

 

以下の記事では、すぐに使える簡単自己紹介フレーズをご紹介しています。

 

韓国語の最も基本的な表現や単語を学ぶ事が出来る入門用テキストを一冊持っておきましょう。おすすめは以下のテキストになります。


こちらは単語集の中でも絶大な人気を誇るhimeさんの単語帳。

韓国語の入門段階で単語集を使うのは、退屈でつまらないのであまりおすすめしていないのですが、こちらはイラストも豊富で楽しく読める一冊。

覚えやすい語呂合わせなども多いので、入門用としておすすめです!

 

ステップ3.韓国語の基本的な文法を身に付ける

独学ステップ3

 

韓国語の感覚がなんとなく掴めてきたら、その次に初級レベルの文法をマスターしていきましょう。

 

韓国語は日本語と語順がほぼ同じ。

基本的に「主語(〜が)+目的語(〜を)+動詞(〜する)」という構造になっています。

 

また「〜(場所)行く」「〜(場所)〜する」など、助詞の入る位置や使い方もほぼ同じです。

 

単語の基本形や活用などはもちろん勉強しなければなりませんが、それでも日本人にとっては理解しやすいと言えます。

 

基本的な活用でまず身に付けたいのが「ヘヨ体」と呼ばれる活用形。

 

ヘヨ体は動詞や形容詞に「〜します、〜です」という意味を持たせる文末表現です。

動詞や形容詞の基本形に「〜です、ます」にあたる「」をつけることで作ります。

 

韓国語の動詞・形容詞の基本形は「〜」という形。

例えば、「食べる」という動詞の「먹다モクタ」のヘヨ体は「먹어요モゴヨ」。

「良い」という形容詞の「좋다チョッタ」のヘヨ体は「좋아요チョアヨ」となります。

 

ヘヨ体には作り方のルールがあります。

以下の記事では、ヘヨ体の作り方の基本ルールについて解説しています。

 

「ヘヨ体」の活用を身につけると、簡単な会話でコミュニケーションを取る事が可能になりますよ!

 

その他の基本文法を包括的に学ぶ事が出来るテキストを一冊ご紹介しておきますね。


 

こちらは『日本最大の韓国語学校の新大久保語学院が監修したテキスト』で、韓国語の基礎を包括的に学ぶのに定評がある一冊です。

多くの語学教室でも利用されており、会話文、イラスト、文法説明などがバランス良く程よい量で学べる内容になっています。

 

ステップ4.音読とリスニングを繰り返しやる

独学ステップ4

 

最後のステップは、音読とリスニングを何度も繰り返しやること。

学校で英語を勉強した時には、ひたすらノートに書いて覚えるという人が多かったのではないでしょうか?

 

もちろん文章を書けるようになることも大切なのですが、それ以上に大切なのが声に出して読むこと。

韓国語の文章を読む時に精読ではなく、必ず音読することを心がけて下さい。

 

音読の効果は思っている以上に絶大。

なぜなら、精読とは違って音読はハングルを話すトレーニングになるからです。

「文字を見ながら言えないものは、文字を見ていない時にも言えない」わけです。

 

文章を読むのにも慣れてきて、読みながら意味もわかるくらいまでになったら、音声を使ってリスニングします。

リスニングもただ聞き流すのではなく、「1つ文章を聞いて口から出す」練習をしてください。

 

特別なリスニング教材を使う必要はありません。最初は基礎を学ぶために買った教科書に付属しているCDで十分。

難易度の高いリスニング教材を初心者がやっても、知らない単語も多すぎてリスニング力のアップには効率的ではないからです。

 

まず簡単な文章を話すこと、聞くことから完璧にし、徐々にステップアップしていきましょう。

 

韓国語の会話力を独学で上達させるためのコツ

韓国語の基礎(ハングルの読み書き、文法)が身についてきたら、次に伸ばしていきたいのが会話力。

独学となると基本的には自分一人ですから、会話力を伸ばすには工夫が必要です。

ここでは、おすすめの方法を幾つかご紹介したいと思います。

 

韓国人と直接交流しよう

韓国人と交流

何と言っても、やはり一番おすすめなのは韓国人と実際に会って話すこと。

机に向かって個人で勉強するのも大切ですが、「話せる、使える韓国語」を身につけるためにはやはり実践が重要です。

実際に韓国語で話してみると、意外と通じることもあれば、思ったより話せずに挫折感を感じることもあるでしょう。

しかし、通じることで自信になったり、問題点がわかって一層頑張ろうという気にもなるのです。

 

韓国人と知り合う便利な方法の1つは、韓国人留学生のいるコミュニティに参加する方法。

相手も日本人と知り合って言葉の勉強をしたいと思っているので、交流の相手探しに向いています。

住んでいる地域にコミュニティがないかをネット上で探してみると以外とあるものです。

相手が見つかれば、時間を合わせればスカイプなどのツールを使って対話も出来ますよね。

 

せっかく勉強している韓国語。

「実践は苦手」「私には無理」と思う人もいるかもしれませんが、積極的にどんどん韓国人の知り合いを作ってみてくださいね。

 

韓国映画や韓流ドラマなどを活用しよう

韓国映画とドラマ

映画やドラマはその内容によってレベルが様々です。

そのため初心者には多少難しい部分がありますが、日常の自然な韓国語に触れるというのはとても大切な事です。

 

ドラマを利用した勉強方法でおすすめなのは、好きな登場人物を見つけてセリフを真似してみること。

 

韓国語独特のイントネーションが感覚的に身につきますし、映像を通した表情や感情なども感じる事が出来ます。

また、ネイティブしか知らない韓国の生活文化や情報をたくさん得ることも出来ます。

 

ただ、気をつけたいのはドラマの中身にハマってしまって、ついつい長時間何となく見てしまうことも。

勉強の息抜きや少しずつでも聞き取れる言葉が出てくるとモチベーションの維持にも繋がりますよ。

 

韓国旅行に出掛けよう

韓国旅行

Illustration of travel ribbon banner

韓国語を勉強したら、是非韓国旅行に行きましょう。

最大の理由は「旅行は楽しいから。」

 

日本の中で韓国人と会うのも大きいですが、韓国旅行は新しい知識の宝庫です。

 

今はブログなどを読んで、無料で役立つ情報を仕入れることも出来ますね。

美味しいお店などをランキングで紹介してくれてたりもします。

しっかり調べて一緒に行く韓国語知識ゼロの友人を安心させてあげましょう。

そうする事で、自分自身とても勉強になりますよ

 

以上、韓国語を上達させるコツをご紹介しました。

ポイントは「声に出すこと」です。どの方法を使うにしても、実際に韓国語を口から出すことを忘れないようにしましょう。

 

韓国語を独学で勉強する時のおすすめ動画教材

動画教材を利用した勉強もおすすめです。

韓国の子供向けにハングルの読み書きの勉強用動画が色々とあります。

その中から、いくつかピックアップしてご紹介します。

母音と単語が学べる動画

1分半程度の短い動画ですが、基本母音の読み方と、母音を組み合わせた基本単語を学べます。

動画に出てくる「여우ヨウ」はきつね、「오이オイ」はきゅうり、「요요ヨヨ」はヨーヨー、「우유ウユ」は牛乳、「오리オリ」はあひるです。

 

子音と激音が学べる動画

こちらは韓国語の基本子音と激音を学べる動画です。

メロディーが簡単な歌に乗せながら、子音の読み方を覚えることができます。

 

まとめ

今回は独学で韓国語を勉強する時のおすすめの方法についてお伝えしました。

 

独学でマスターする時には、勉強の順番は以下の通り。

  1. ハングル文字と発音を身につける
  2. よく使う韓国語の表現と単語を身につける
  3. 韓国語の基本的な文法を身に付ける
  4. 音読とリスニングを繰り返しやる

 

また、会話の上達におすすめの方法は3つほどご紹介しました。

  • 韓国人留学生と直接交流する
  • 韓国映画や韓流ドラマなどを活用する
  • 韓国旅行に行く

 

一人で勉強していると疲れてきたり、「これで合っているのか?」と不安になったりすることもあるかもしれません。

そんな時には、今回ご紹介した動画を見て気分転換したり、実際に韓国語を使う場に出ていって色々な人と会うことも良いと思います。

 

韓国語は毎日30分でも集中してやれば、半年位でもある程度コミュニケーション能力をつけられる言語です!

うまくモチベーションを保ちながら、楽しく勉強して、是非韓国語をマスターしていってくださいね!

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