韓国語で「少々お待ちください」「お待たせしました」のフレーズ解説
韓国語で「少々お待ちください」という言い方は二通りあります。
また「待ってください」と言ったら必然的にセットになるのが「お待たせしました」という言葉ですよね。
今回は「少々お待ちください」「お待たせしました」の韓国語について解説したいと思います。
ビジネスシーンでも使える表現を覚えて、ぜひ丁寧な対応をしてみてくださいね!
「少々お待ちください」の韓国語フレーズと発音
「少々お待ちください」の韓国語は以下の2通り。
잠깐만 기다려 주세요.
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잠시만 기다려 주세요.
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「少々」の単語は「잠깐」「잠시」の2つで「しばらく・ちょっと」という意味。
これらに「〜だけ」という意味の「만」をつけて「しばらくの間だけ、ちょっとだけ」としたのがお決まりのフレーズです。
「잠시만」の方が「잠깐만」より少しばかりフォーマルな言い方になります。
「お待ちください」は「기다려 주세요」と言います。
「기다려 주세요」は「待つ」の「기다리다」に「〜して下さい」の「〜주세요」を付けた形です。
発音は基本的にカタカナ読みをすれば通じますが、1つポイントになるのは「잠깐만」の「깐」の音。
「까」は韓国語特有の「濃音」と言われる発音です。
ちょっと詰まったような音で、発音のコツは小さな「ッ」を前に入れること。
濃音の発音については、以下の記事で動画付きで解説していますので、よければご覧ください。
「잠깐만 기다려 주세요」「잠시만 기다려 주세요」でも十分丁寧な言い方ですが、よりかしこまった言い方も存在します。
それが以下の2つです。
잠깐만 기다려 주십시오.
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잠시만 기다려 주십시오.
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明らかに目上の人に対して伝える時は「기다려 주십시오」を使った方が無難ですね。
状況に応じて使ってみてくださいね。
「お待たせしました」の韓国語フレーズと発音
続いて「お待たせしました」の韓国語フレーズですが、こちらも2通りあります。
오래 기다리셨어요.
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많이 기다리셨어요.
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「오래」は「長い間」という意味で「많이」は「たくさん、とても」という意味。
「기다리셨어요」は「기다리다(待つ)」の敬語の過去形で「お待ちになりました」という言葉です。
なので、直訳すると「長い間お待ちになりました」「沢山お待ちになりました」という意味になります。
日本語で「お待たせしました」と言うと「待たせた」というニュアンスなので、「お待ちになった」という言葉に違和感を持つかもしれませんね。
韓国語では「待たせる」という言葉がないので、このような表現になります。
「お待たせしてすみません」と韓国語で言いたい場合は以下のように言います。
오래 기다리셔서 죄송합니다.
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많이 기다리셔서 죄송합니다.
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直訳すると「長い間(たくさん)お待ち下さり、申し訳ありません」という意味です。
また、失礼なくもう少し砕けた表現をしたい場合は以下のように言う事もできます。
오래 기다리셨죠.
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많이 기다리셨죠.
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「죠」は「〜ですよね」と確認・同意を求める文末表現で「지요」の縮約形です。
少し親しみを込めて使う表現で、親近感を感じさせる事ができます。
「少々お待ちください」「お待たせしました」の韓国語まとめ
今回は、「少々お待ちください」「おまたせしました」の韓国語フレーズをご紹介しました。
もう一度ポイントをまとめておきたいと思います。
- 「少々お待ちください」は「잠깐만 기다려 주세요」「잠시만 기다려 주세요」の2通り
- 「잠시」が「잠깐」よりフォーマルな言い方
- よりかしこまった丁寧形は「잠깐만 기다려 주십시요」と「잠시만 기다려 주십시요」
- 「お待たせしました」は「오래 기다리셨어요」と「많이 기다리셨어요」の2通り
- 「お待たせしました」の砕けた形は「오래 기다리셨죠」と「많이 기다리셨죠」
「少々お待ちください」は相手を待たせることが前提の言葉。
ビジネスシーンではしっかり伝えて相手をイライラさせないように気をつけましょう。
日常生活の中で「ちょっと待って」と簡単に伝える場合に使うフレーズもご紹介していますので、よければご覧くださいね!