2021年5月1日

「ブラックデー」とは？韓国の非公認記念日をまとめて一挙ご紹介！

「ブラックデー」って聞いたことありますか？

日本にもホワイトデーはあるけど、韓国にはその反対の「ブラックデー」が存在するんです。

実は韓国人は記念日好きの民族で、ブラックデー以外にもたくさんの非公式な記念日があります（笑）

そこで今回は韓国の「ブラックデー」とその他の記念日を一気にまとめてご紹介します！

気になるものがあればぜひ覚えてみてくださいね！

この記事の目次

ブラックデーとは？4月14日の謎の記念日をご紹介

「ブラックデー」は、4月14日に韓国の定番グルメ「チャジャンミョン（ジャージャー麺）」を食べる日です。

出典:naver blog.com

「一体誰が？なぜ？何のために？」と思いますよね。

実はブラックデーは、バレンタインデー（2月14日）、ホワイトデー（3月14日）を過ぎても恋人が出来なかった人たちのための日なんです。

「チャジャンミョン」は、真っ黒のソースがかかった韓国の麺料理。

チャジャンミョン

恋人が出来なかった暗く重たい気持ちを「黒」で表現し、それを食べることで寂しい気持ちを吹き飛ばそうという意味が込められています。

ブラックデーと聞くと、名前も内容も暗～い感じに聞こえますが、ちょっとしたユーモアを含んだイベントです。

韓国人のブログでは「ブラックデイを楽しもう！」という題名で記事を書いている人もいるくらいです。

ブラックデーを楽しもう! 出典:naver blog.com

ブラックデーは韓国語で「블랙데이ブルレクデイ」と言います。

一説では「真っ黒い服を着てチャジャンミョンを食べる」とも言われていますが、実際はそういう人はあまりいないようです。

ブラックデーの起源は1990年代前半辺りだと言われていますが、その発祥については不明。

チョコの会社が販売戦略のためにバレンタインデーを広めたのと同じく、「チャジャンミョンを広げるため？」と考えられがちですが、そうでもないようです。

ある時から4月14日になると、店に列をなしてチャジャンミョンを食べに来る若者たちが増えたそう。

当時はSNSもなかった時代なのに、一気に全国に広がったというのは凄い話ですね。

韓国では小学生や中学生になる時にブラックデーの存在を知る人が多いようです。

公式的な記念日ではないですが、皆で共有する記念日があるとそれだけでも楽しくなりますよね。

ブラックデーは恋人が出来なかった人たちのための寂しい記念日ですが、最近ではむしろチャンスとして捉えられることも。

なぜなら恋人が出来なかった人たち同士が集まる、いわゆる「合コン」のような場になりつつあるためです。

意外な出会いが生まれる事もあるかもしれません。

寂しいがゆえに、意気投合する機会が増えるというのもちょっと納得できます。

最近ではSNSが発達しているので、ブラックデーに関する発信が増えているというのも背景にありますね。

「#블랙데이」で検索してみると色々な情報が見つかりますよ。

さて、ブラックデーだけでも初耳だったかもしれませんが、実は韓国にはその他にも記念日が沢山あります。

しかも「毎月14日」という、もはやギャグのような話です（笑）

バレンタインとホワイトデー以外はほぼ非公式の記念日ばかりですが、知っておくと役立つ事もあるかもしれませんので、まとめてご紹介しておきます。

特に5月14日の「イエローデー」は「ブラックデー」からの延長で、かなり不吉な記念日になっています。

日付	記念日名	内容
1月14日	ダイアリーデー	手帳を恋人にプレゼントする日。
2月14日	バレンタインデー	好きな男性にチョコを上げる日。
3月14日	ホワイトデー	好きな女性にチョコを返す日。
4月14日	ブラックデー	バレンタインデーとホワイトデーを経て恋人が出来なかった人が、ジャージャー麺を食べる日。
5月14日	イエローデー	ブラックデーまでに恋人ができなかった人が、この日にカレーライスを食べないと、独身を逃れられないという日。
6月14日	キスデー	4月～5月を経て出来た恋人の次の段階は「キス」ということで作られた日。
7月14日	シルバーデー	恋人同士で互いに銀製品をプレゼントする日。
8月14日	グリーンデー	恋人同士で自然の中で一緒に過ごす日。
9月14日	フォトデー	恋人同士で秋空の下、一緒に写真を撮る日。
10月14日	レッドデー	恋人同士で雰囲気の良い秋に、ワインを飲みながら過ごす日。
11月14日	オレンジ＆ムービーデー	恋人同士で映画を見ながら、さわやかなオレンジジュースを飲む日。
12月14日	ハグデー	恋人同士が抱き合って寒い冬を暖かく過ごす日。