「アニョハセヨ」って韓国語でどんな意味?正しい書き方と発音、使い方

韓国語のアニョハセヨ

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「アニョハセヨ」は「カムサハムニダ(ありがとう)」と並んで韓国語の中で一番使われる言葉。

意味はよく知らなくても、韓国人とすれ違ったら思わず「アニョハセヨ」と言ってる自分がいた・・・なんて経験がある人も多いのでは?

今回は「アニョハセヨ」の本来の意味や使い方、ハングルの正しい書き方と発音までをご紹介!

「知らずに使って恥をかいてしまった」という事がないように、「アニョハセヨ」を極めましょう!

 

韓国語の「アニョハセヨ(アンニョンハセヨ)」ってどんな意味?

韓国ドラマを見てると、学生が朝に担任の先生に会って「アニョハセヨ」。昼に部活の先生に会って「アニョハセヨ」。夜に塾の先生に会って、またもや「アニョハセヨ」。

「アニョハセヨ」とは一体・・

そう、「アニョハセヨ」は朝使えば「おはようございます」、日中使えば「こんにちは」、夜使ったら「こんばんは」を意味する全時間帯共通の挨拶言葉です。

「どういうこと?」と思われるかもしれませんが、語源を紐解いていくとわかります。

「アンニョン」というのは「安寧」という漢字から作られたハングル。

「安寧」とは「無事」とか「やすらか」などの意味です。つまり「アニョハセヨ(アンニョンハセヨ)?」は直訳すると「元気ですか?」という意味になるのです。

ですので、「アニョハセヨ?」は実は元々疑問形。

現在では朝・昼・晩に使う挨拶言葉として使われるようになり、文末のイントネーションも上げずに通常の文章のように使います。

 

アニョハセヨ?アンニョンハセヨ?正しい書き方と発音は?

私の耳には何回聞いても「アニョハセヨ」としか聞こえない・・という方。

安心してください!間違っていないですよ!

韓国語を知らない私たち日本人の耳には「アニョハセヨ」と言ってるように聞こえるんです。

その理由を説明します。

まず、「アニョハセヨ」の正しい書き方ですが、「アニョハセヨ」はハングル文字で書くと「안녕하세요」というスペルになります。

発音記号は「an-nyong-ha-se-yo(アン-ニョン-ハ-セ-ヨ)」です。

ここで問題なのは冒頭の2文字「안」「녕」字だけを見るとどちらも1文字なのに、発音は「an(アン)」「nyong(ニョン)」とそれぞれ2音に見えます。

これはカタカナで書くと「ン」と1文字1音のように見えるんですが、実際は子音だけの音で、言ってみれば0.5音のような音。

実は韓国語には日本語にはない「子音+母音+子音」という組み合わせの文字があり、かすかな子音だけの音が存在するのです。(これをパッチムと言います)

日本人がこれを知らずにパッと聞くと、瞬間かすかに出る音を捉えることは出来ず「ア(ン)ニョ (ン)ハセヨ」と聞こえるということです。

カタカナで書こうとすると「アンニョンハセヨ」がより近い表記となるのですが、これを日本語のカタカナの発音でそのまま読むとちょっと違う感じに・・・

正確に書くと「アnニョngハセヨ」。実際は「アニョハセヨ」と言えば十分通じますが、正しい発音を覚えてみても良いと思います。

 

韓国語の「アニョハセヨ」は誰に使う?「アニョハシムニカ」と「アンニョン」との違いは?

アニョハセヨの違い

「アニョハセヨ」という挨拶言葉は、実は使う相手によって言い方が変わります。

「アニョハセヨ」という言い方は、かしこまった表現とくだけた表現のちょうど中間くらい。

比較的誰に対しても使える無難で便利な言い方です。

アニョハセヨ以外に良く聞く、ちょっと違うニュアンス挨拶2つについて見ていきましょう。

目上の人に使う「アニョハシムニカ」

「アニョハセヨ」と似た言葉でよく聞くことがある「アニョハシムニカ」が気になっている人もいるかもしれませんね。

「アニョハシムニカ」をハングルで書くと「안녕하십니까アンニョンハシムニカ」。

意味は同じですが、「アニョハセヨ」よりも少しかしこまった丁寧な言い方になります。

使う場面としては、目上の人や先輩への敬意を表す時に使わることが多い表現です。

友達など親しい間柄に使う「アンニョン」

さて、これまで出てきたフレーズの中で最も短いのが「안녕アンニョン」。

안녕하세요アンニョンハセヨ」と「안녕하십니까アンニョンハシムニカ」から「하세요ハセヨ」と「하십니까ハシムニカ」が取れた形で、タメ口(パンマル)の表現になります。

「アンニョン」は「おはよう」や「おっす」のような意味で、軽い挨拶として親しい間柄の人に対して使われます。

하세요ハセヨ」と「하십니까ハシムニカ」がむしろ実は敬語を使った表現。

目上の人が「안녕アンニョン」と言ってくるかもしれませんが、タメ口(パンマル)ですので自分も思わず「안녕アンニョン」と返してしまわないように気をつけましょう(笑)

また、別れ際にも「じゃあね」「バイバイ」という意味で「안녕アンニョン」を使います。

きちんとした表現の時には「안녕히가세요アンニョンヒ カセヨ(見送る側)」と「안녕히계세요アンニョンヒ ケセヨ(去る側)」という言葉が「さようなら」の意味で使われます。

 

「アニョハセヨ」を使った挨拶(あいさつ)フレーズ

アニョハセヨから始まるフレーズで、挨拶の時によく使うオススメのものをピックアップしました。

韓国語特有の挨拶のポイントも書いておきましたので、参考にしてくださいね。

出会った時の挨拶(あいさつ)フレーズ

안녕하세요アニョハセヨ?  반가워요パンガウォヨ.

こんにちは。会えて嬉しいです。

안녕하세요アニョハセヨ?  잘 지내요チャルチネヨ?

こんにちは。元気ですか?

안녕하십니까アンニョンハシムニカ? 식사 하셨어요シクサ ハショッソヨ?

こんにちは。お食事されましたか?

안녕アンニョン. 밥 먹었어パン モゴッソ?

やあ。ご飯食べた?

別れる時の挨拶(あいさつ)フレーズ

안녕アンニョン. 잘 가チャル ガ.

じゃあ、元気でね。

안녕アンニョン. 또 봐ト バ.

じゃあね。また会おう

ヘンウナ
ヘンウナ
韓国人は挨拶言葉として「ご飯食べたの?」というフレーズをよく使います。

これは本当に「ご飯食べたのか?」と聞いているよりは、挨拶言葉の1つとして日常でよく使われている定番フレーズなので、「何で毎回ご飯食べたか聞くの?」と思わないでくださいね(笑)

 

まとめ

今回は、最もよく使われる韓国の挨拶言葉「アニョハセヨ」の意味と色々な言い方についてお伝えしました。

内容を簡単にまとめると、以下の4つ。

  • 「アニョハセヨ」は朝昼晩いつでも使える挨拶言葉
  • 「アニョハセヨ」のハングルの書き方は「안녕하세요」
  • 「アニョハセヨ」の正しい発音は「an-nyong-ha-se-yo」
  • 「アニョハシムニカ」はより丁寧、「アンニョン」はよりくだけた表現

朝・昼・晩と人と顔を合わせるたびに使う「アニョハセヨ」を身につけるだけでも、会話でのコミュニケーションの失敗を避けられます。

場面に応じて、様々に使い分けれるように覚えてみてくださいね。

また、「アニョハセヨ」で挨拶を身につけたら、その他のフレーズも覚えて自己紹介に挑戦してみてください!

 

 

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