「ヌルンジ」はまずい?韓国伝統のおこげスープの味と作り方をご紹介
韓国伝統料理として有名なのが「ヌルンジ」。
「ヌルンジ」とはおこげを使ったスープ料理です。
「ヌルンジはまずい」という口コミもありますが、実際はどうでしょうか。
今回は韓国の「ヌルンジ」を特集します!
ヌルンジの作り方などもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧くださいね。
「ヌルンジ」とは?まずいって本当?
「ヌルンジ」とは釜や鍋でご飯を炊いた時に、底にできる「おこげ」の事です。
韓国語では「누룽지」と書きます。
「누룽지」は本来おこげそのものを指す言葉ですが、おこげを使った料理の総称として使われています。
「누룽지」はおこげにお湯を注いで作った「おこげスープ」の他、せんべいのように薄くして食べたりもします。
「おこげスープ」は日本で言うところの「おかゆ」に近いイメージですが、おこげを使うのが異なる点。
韓国にもお粥は存在し「죽」と言います。
現在家庭でご飯を炊飯器で炊く時におこげが出来るという事はありませんよね。
韓国でも家庭の炊飯器ではおこげは出来ませんが、お店に食べに行くと釜めしの形で出てくるところもあります。
また、「石焼ビビンバ」のように石釜を使うケースもあります。
「누룽지」は一般的に焦げていないご飯の部分は他の器に取り、そこに残ったおこげにお湯を注いで食べます。
なので、食事の最後に食べる「締め」のイメージが強いですね。
家庭では、冷めたごはんをフライパンで焼いて、乾かして保存しているところもあります。
これをそのまま食べたり、お湯につけてふやかして食べたりもします。
「누룽지」は特に何も味付けをしないので、焦げたご飯の味そのままという感じです。
そのため、初めて食べてみると「何だこれ?まずい」と感じる人がいるのもうなずけます。
ただ「そういうものなんだな」と分かって食べると、おこげのあっさりした味が食後の胃に易しく感じられます。
余計な味付けをしていない自然な味が好きな人には美味しいと思います。
ヌルンジの作り方は?簡単レシピをご紹介
ヌルンジの作り方は本来は釜飯として出てきた料理の底に残ったおこげにお湯をかけて作ります。
ここでは家庭でも敢えて「ヌルンジを」という場合に、フライパンを使った作り方をご紹介します。
材料(2人分) |
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冷や飯 | 茶碗2杯分 |
水 | 適量 |
作り方
- フライパンにご飯を平らにしいてフライ返しで押さえながら焼く
- 片面に焦げ目がついたら裏返し、両面焦げ目がついてパリパリになるまで焼く
- フライパンに水を入れ、5分程煮たら完成
フライパンで両面を焼いた時点で器に取り、冷凍保存しておくことも出来ます。
キムチもあれば一緒に添えて食べるとより美味しいですよ。
ヌルンジのお菓子の通販は?
すでに調理されて作られたヌルンジも売っています。
そのまま煎餅として食べる事も出来ますし、お湯をかけてスープにすることも出来ます。
「ヌルンジ」まとめ
今回は韓国伝統料理「ヌルンジ」についてご紹介しました。
「ヌルンジ」は特別な味付けをするわけではない、おこげのスープ。
自然な味が好きな人にはおすすめの料理ですよ!