韓国・釜山名物の「デジクッパ」とは?食べ方や簡単レシピをご紹介
「デジクッパ」という料理をご存じでしょうか?
韓国釜山といえば海鮮で有名ですが、実は「デジクッパ」も名物グルメの1つです。
「クッパなんてどこでも食べられるのでは?」と思われるかもしれませんが、テジクッパはソウルでは食べられません。
今回は、そんな釜山名物「デジクッパ」を特集!
美味しいテジクッパの食べ方や作り方、おすすめのお店までまとめてご紹介します。
「テジクッパ」ってどんな料理?
「デジクッパ」は豚肉を使った雑炊です。
「テジクッパ」は韓国語で書くと「돼지국밥」。
「돼지」は「豚」、「국밥」は「국(スープ)」と「밥(ご飯)」を合わせた言葉になります。
直訳すると「豚のスープご飯」、つまり「豚の雑炊」ですね。
一見どこにでもありそうな料理ですが、ソウル在住の韓国人でさえ「デジクッパを食べるなら釜山に行かなきゃ」というほどの名物グルメ。
元々は北朝鮮の方で食べられていた料理だったのが、1950年の朝鮮戦争時に釜山へ避難してきた人達によって伝えられたそうです。
牛肉が簡単に手に入らなかった当時、低コストで栄養のあるテジクッパが人気を博しました。
釜山の西面(ソミョン)という地域にはデジクッパの専門店が集まった「デジクッパ通り」がある事で有名です。
デジクッパの食べ方は?
デジクッパは豚骨でダシを取ったスープなので、既にある程度の味は付いています。
ただ、デジクッパを注文すると、基本的に一緒に出てくるのが以下のラインナップ。
- タテギ(特製薬味タレ)
- セウジョッ(アミの塩辛)
- ニラ
- 青唐辛子
- にんにく
タテギというのは韓国の味噌(コチュジャン)、こしょう、ニンニクなどを合わせて作った特製のタレになります。
このタテギと「セウジョッ(새우젓)」と呼ばれるアミの塩辛ダレがデジクッパの味の決め手です。
タテギは最初からある程度スープの味付けのために入っていますが、好みに応じて加えながら食べます。
この他、主にセウジョッとニラなどを加えて食べるのが韓国式ですね。
青唐辛子やにんにくはクッパに加えず、サムジャン(甘辛い味噌)に付けて食べるのが一般的です。
お店によっては「素麺」が一緒についてくることがあります。
家でも作れる!?テジクッパの簡単レシピをご紹介
お家でも手軽に作れるデジクッパのレシピをご紹介します。
材料 (2~3人分) |
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豚バラブロック | 250g |
玉ねぎ | 1/2個 |
長ねぎ | 1/2本 |
水 | 600ml |
タシダ(牛骨スープ粉末) | 大さじ3 |
塩 | 少々 |
すりおろしにんにく | 大さじ1 |
作り方
- 玉ねぎはみじん切り、長ねぎは小口切りにする
- 豚バラブロックは丸ごと下茹でした後、薄くスライスする
- 茹で汁の中に、豚バラ、玉ねぎ、長ねぎを入れて、弱火で煮込む
- 数十分後、塩で味を調整したら完成
特別な工程はありませんが、ポイントは「タシダ」を入れる事。
牛骨スープを加える事で、韓国らしい味に仕上がります。
以下の動画では、本格的なデジクッパの作り方を解説しています。
タテギの作り方も詳しく教えてくれていますので、ぜひ参考にしてみてください。
手間いらず!デジクッパの取り寄せや通販は?
「自分で作るのは面倒、手っ取り早く本場の味を味わいたい」という人は以下の商品がオススメです。
本場の味が再現されている事で人気の「豚まに ひめ豚クッパ」。
ヤンニョムとセウジョッも付いていて、本格的なデジクッパが手軽に楽しめますよ!
韓国で美味しいデジクッパが食べられるお店は?
デジクッパの専門店が並ぶ釜山の西面(ソミョン)の「デジクッパ通り」。
その中でも有名なお店が「松亭3代クッパ(ソンジョンサムデクッパ)」です。
1946年創業から60年以上続く老舗で、観光雑誌には必ず載っているような有名店。
臭みがなくあっさりしているけど、深みのあるスープが特徴で、連日常連客で賑わっています。
スンデ(豚の腸詰)も有名なので、行った際にはぜひ一緒に注文してみてくださいね。
デジクッパまとめ
今回は釜山グルメの「デジクッパ」についてまとめてご紹介しました。
ソウルでは食べることが出来ない本格的なデジクッパ。
釜山に行った際にはぜひ一度試してみてくださいね!