韓国のゲーム「ユンノリ」とは?遊び方やルールを分かりやすく解説!
「ユンノリ」は韓国の旧正月に行われる伝統的な遊びです。
ざっくり言うと、日本のすごろくのような遊びですが、色々なルールがあります。
ルールや遊び方を覚えると、複数人でとても楽しめます。
韓国人と交流する時にも知っていると盛り上がるので、ぜひ覚えてみてくださいね!
ユンノリとは?遊び方の概要をご紹介
ユンノリはハングルで「윷놀이」と書きます。
「윷」はすごろくで言う「サイコロ」に当たる棒の事を指します。
「놀이」は「遊び」という意味なので、ユンノリは「윷を使った遊び」という意味です。
ユンノリは2チームに分かれて、「말판」と呼ばれるコマ盤の上で競います。
遊び方は非常にシンプル。
- 赤で「도」と書いたマスからスタート
- 「윷」を投げて出た数だけコマ(말と言います)を進める
- 緑の「끝」と書いたマスを通り越したらゴール
基本的な遊び方のイメージが分かったところで、詳しいルールについて見ていきましょう。
ユンノリのルールを覚えよう
ここでは、「윷」の数の数え方やコマの進め方などについて解説していきます。
コマ(말)の数と윷の数え方
コマ(말)は1チーム4つずつ持っています。
4つ全部を先にゴールさせた方が勝ちになります。
コマをいくつ進めるかは4本の「윷」を投げて「表裏の数」で計算します。
「윷」の平らな方が「表」、丸みを帯びた方が「裏」です。
「윷」の数え方と呼び方は以下になります。
表裏の数 | 呼び方 | 進める数 |
---|---|---|
表1裏3 | 도(豚) | 1 |
表2裏2 | 개(犬) | 2 |
表3裏1 | 걸(羊) | 3 |
表4裏0 | 윷(牛) | 4 |
表0裏4 | 모(馬) | 5 |
「윷」を投げる範囲(フィールド)を決め、「윷」がフィールドから出てしまったらコマを進められないというルールの場合もあります。
また、「윷(全部表)」もしくは「모(全部裏)」を出すと、もう一度「윷(棒)」を投げることが出来ます。
コマの進め方とその他のルール
では次に、コマの進め方を見ていきましょう。
「윷」を投げて出た数を使ってどのコマを進めるかは自由です。
1つのコマをどんどん進めるか、4つのコマを一緒に進めていくかなど、チームで戦略を練ります。
最終的には4つのコマを先にゴールに入れた方が勝ちです。
その他、自分たちに有利にコマを進めたり、相手の進行を止めるためのルールには以下のようなものがあります。
相手のコマを取って振り出しに戻す
相手のコマがあるマスに自分達のコマが重なった場合は、相手のコマを取ることが出来ます。
取られたコマは振り出しに戻り、自分たちはもう一度「윷」を投げてコマを進めることが出来る「逆転劇」です。
相手のコマを捕まえる時に、韓国人は「잡아(捕えろ)という掛け声を出しますよ。」
自分のコマ同士を合体させる
自分達のコマがあるマスに、自分達のその他のコマが重なった場合、合体します。
次の番から、2つ一緒に進めることが出来、2倍速く進めることが可能になります。
ただ、相手に取られる時にはいっぺんに取られてしまうので、リスクも2倍です。
ショートカットする
コマの進め方は外を回っていくのが基本ですが、角と中心に止まった時はショートカット出来ます。
最後の角だけは普通に回った方が早いので、実質ショートカット出来る角は2か所になりますね。
最も早くゴールできるのは、1つ目の角と中心に止まった場合になります。
ゴールの仕方
ゴールの仕方で注意したいのが「ゴールを通過しなければならない」という点です。
ゴールのマスにちょうど止まった時点ではゴールになりません。
次の番で抜かれたら負けになりますし、相手に重ねられたら振り出しに戻ります。
ゲーム終盤でのどんでん返しも起こりうる点も、ゲームが盛り上がる1つのポイントですね。
ユンノリのアプリや通販は?
とりあえず一度やってみたいという人はユンノリのアプリやユンノリセットを購入してみるのも良いかもしれません。
オンライン上で誰かと一緒に出来るユンノリアプリもあるようなのでご紹介しておきます。
また、ちょっとした遊び感覚で試してみるにはAmazonでも購入できるユンノリセットがおすすめです。
韓国のユンノリまとめ
いかがだったでしょうか。
ユンノリはルールさえ覚えてしまえば、すぐに楽しむことが出来る韓国の伝統ゲーム。
ふいに韓国人から誘われることもあるかもしれないので、ぜひ覚えてみてくださいね!