「カムバック」とは?韓国のK-POP用語「カムバ」の意味を解説!
K-POP好きで情報を追っていると、よく目にするのが「カムバック」という単語。
2019年後半にも「twiceがカムバックする」という話題で盛り上がりましたね。
英語の「Come back(戻ってくる)」から来た言葉なので、知らないと「え?活動休止してたの?」と一瞬思ったりします。
実は、この「カムバック」は韓国のK-POP業界独特の意味と使い方を持った言葉。
今回は必ず押さえておきたいK-POP用語「カムバック」の意味と使い方から、関連用語までまとめてご紹介します!
「カムバック」の意味と発音
まずK-POP用語としての「カムバック」は以下の意味で使います。
- 新曲やアルバム(ミニアルバムを含む)をリリースすること
- 音楽番組などメディアでのプロモーション活動全般
私たちがイメージする「活動休止からの復帰」とはちょっと違った意味合いですよね。
これには韓国独特の活動スタイルが関係しています。
「カムバック」は韓国語で書くと「컴백」で、発音は「コンベッ」に近いです。
日本語では「カムバック」と言ったり、「カムバ」と略されたりします。
では、次にK-POP用語「カムバック」が使われる背景について解説します。
韓国で「カムバック」という言葉を使う背景
「カムバック」の意味は「活動休止からの復帰ではない」とお伝えしましたが、実際見た目には「活動休止からの復帰」にも見えます。
「え?どういうこと?」と思われるかもしれませんね。
韓国のK-POPアイドルは日本と違って基本的に活動期間と活動休止期間(に見える)を繰り返しています。
この活動期間に入ることを「カムバック(戻ってくる)」と言うのです。
韓国のアイドル達はアルバムをリリースしたタイミングなどでしかメディアには出演しません。
新曲の発表と同時に約1ヶ月くらいプロモーション活動をこなします。
この期間はかなりの激務です。
一方で活動休止期間は新しいアルバム制作をしながら次の「カムバック」への準備をする期間になります。
実際に活動自体を休止するわけではないのですが、新作発表まで表に出てこないので「カムバック」という表現になるんですね。
韓国の「カムバック制度」はお祭りの演出!
韓国が他の国ではあまり見られない「カムバックシステム」を使っているのはとてもうまい演出です。
「カムバック」の期間は活動休止期間とは違ってメディアへの露出度がとんでもなく多くなります。
ファンからしても長い間待っていて、しかも限られた期間しかなかなか見れない「推しの姿」を必死に追いかけようと思いますよね。
まさに「お祭りが今から始まるぞ〜」と言わんばかりの期間です。
この「カムバック」の期間は、アーティスト、ファン共に過激なスケジュールで疲れきってしまうことも。。
ただ一方で「このカムバックを皆で一緒に乗り切ろう」という一体感を生むことにもなるのです。
K-popアイドルがよく「ファンの皆さんとカムバックを頑張りたい」と口にするのは、このカムバック期間の忙しさとファンとの一体を表した言葉なんですね。
次に、「カムバック」と一緒に使われるK-POP用語をご紹介します。
「カムバック」と一緒によく使われるK-POP用語
「カムバック」はファンも期待して待っていたパワーを爆発する期間なので、歌手の活動もマックスになります。
以下のような「カムバック」関連の活動とK-POP用語があるので、覚えておきましょう。
「カムバステージ」と「グッバイステージ」
「カムバステージ」とは「カムバックしてからの最初に立つ音楽番組のステージ」の事です。
韓国語では「컴백스테이지」。
そして「グッバイステージ(굿바이스테이지)」を最後に、新曲のプロモーション期間が終わる事になります。
「チョッパン」と「マッパン」
「チョッパン」とはカムバックしてから最初の放送の事を言います。
「チョッパン」は「첫방」と書き、「첫방송(初放送)」の略になります。
それに対して、カムバック期間の最後の放送が「マッパン(막방)」。
「막방」は「마지막 방송(最後の放送)」の略です。
意味合い的には「カムバステージ」と「グッバイステージ」とほぼ同じですね。
「カムバック」まとめ
いかがだったでしょうか。
「カムバック」の意味は
- 新曲やアルバム(ミニアルバムを含む)をリリースすること
- 音楽番組などメディアでのプロモーション活動全般
韓国の音楽業界独特の背景から使われる制度と表現ですが、カムバックはファンにとっても待ち遠しいお祭り期間。
K-POP好きの人はぜひ覚えて、推しのカムバックを逃さないようにしてくださいね!