英語と韓国語は似てる?英語のハングル表記や発音ルールをご紹介!

英語と韓国語

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何か外国語を勉強しようと思った時に、その他の言語が役立つことがあります。

それは、文法や発音の仕組みがとても似ていることがあるためです。

韓国語を勉強する時によく比較されるのが日本語・英語・中国語の3つ。

今回はその中でも「英語」と韓国語の関係について分かりやすくご紹介していきたいと思います。

特に「英語と韓国語を同時に勉強したい」「どっちを勉強すべき?」などと考えている方は参考にしてみてくださいね!

 

英語と韓国語の共通点と違いをご紹介

まず、韓国語と英語の特徴を一覧にしてみました。

「文法」「発音」「文字」の3つの観点から比較しています。

  文法 発音 文字
韓国語 日本語と似ている 英語と共通点がある ハングル文字
英語 中国語と似ている 韓国語と共通点がある アルファベット

こうして見てみると、発音の部分では英語と韓国語に共通点があり、文法ではその他の言語との共通点があるのがわかりますね。

文字はそれぞれ独自の文字ですが、発音の部分に関わっている事なので一緒に解説していきます。

韓国語と日本語、中国語との関連についても以下の記事でご紹介していますので、興味があればご覧ください。

英語と韓国語の発音の共通点は?

さて、英語と韓国語の最も大きな共通点は「発音」に関する部分です。

それは英語と韓国語はどちらも「子音のみの発音を持っている」という事になります。

それに対して日本語は「子音と母音」が組み合わさって初めて音が出る言語になります。(※「ん」は例外)

どういうことかというと、例えば「か」というのはローマ字で書くと「KA」ですね

この時「K」を子音、「A」を母音と呼び、2つが合わさって初めて1つの音になります。

一方、英語と韓国語の単語を見てみましょう。

英語の「stop(止まる)」の「p」の発音は母音がない子音のみの音になります。

日本語には子音のみの発音がないのでカタカナで「プ」と書きますが、これは正しい発音ではありません。

「プ」は「p」ではなく「pu」の音だからです。

同じく韓国語の「밥(ご飯)」の発音をローマ字で書くと「bap」になり、最後の「p」は子音のみの発音になります。

この下にある「ㅂ」の部分を「パッチム」と呼び、日本語にはない子音のみの発音部分です。

パッチムに関しては以下の記事で詳しく解説しています。

このように、英語と韓国語は日本語にはない「子音のみの発音」を持っています。

言い換えると、日本人が英語や韓国語を勉強する時に最も苦手とする部分が「子音のみの発音」であり、英語の発音が出来る人は韓国語を学ぶ時にその点でより有利になるという事です。

 

英語と韓国語はどっちが難しい?同時に勉強出来る?

外国語を勉強しようと思った時には「どの言語を選択すべき?」というのがまず最初の悩みですね。

「英語」と「韓国語」の2つで迷った時には「どっちが役立つか?」や「どっちの方が簡単?」などの指標で考えると思います。

そのような視点から見た時の私の見解を述べたいと思います。(※あくまで個人的な意見です)

まず「どちらが役に立つか」という点については一般的にも「英語」の需要の方が多いのは否めません。

ただ「英語を習得して何がしたいのか?」という事の方が大切ではないでしょうか?

そういった視点から考えると「韓国語を習得してこうしたい」という事があれば迷わず「英語」ではなく「韓国語」を選択すべきだと思います。

また、「日本語」を基準にした時に易しく習得できるのは確実に「韓国語」です。

なぜなら日本語と韓国語は文法も似ており、漢字由来の単語も多く、言葉そのものが非常に似ているからです。

先でお伝えした英語と韓国語の共通点を考慮しても、韓国語を先に身につけることで英語の発音も理解しやすくなります。

「どっちも勉強したいから同時にする」と考える人もいますが、やはり力が分散してしまうので、まずはどちらかに集中するのが最善の方法です。

学校の授業で英語をやっているなら「自分で取り組むのは韓国語」というのもいいと思います。

英語の正しい発音を身につけながら、韓国語の発音にも生かしてみてはどうでしょうか?

 

英語の韓国語は?ハングル表記のルールもご紹介!

さて、ここまでは英語と韓国語の共通点や違いについてお伝えしましたが、次に英語を使った韓国語についてご紹介したいと思います。

日本語にも英語の発音をそのままカタカナに直した「外来語」が沢山ありますよね。

それと同じように韓国語にも英語をそのままハングルにした「外来語」、通称「コングリッシュ(Korean English)」があります。

韓国語を勉強してると「커피コピ(コーヒー)」や「핸버거ヘンボゴ(ハンバーガー)」など「英語から来ている単語のようだけど表記のルールは?」と疑問に思ったことがあるのではないでしょうか?

そこで、具体的な例と一緒に英語のハングル表記のルールについて見ていきましょう。

外来語の発音が決まる仕組みは?

韓国語の外来語には「外来語表記法」というものがあり、国際音声記号(「æ」とか「ə」など英語の発音記号のようなもの)に基づいて、1語ずつハングルを当てはめるルールになっています。

全てのパターンを覚えようとすると大変なので、ここでは主に覚えておくと役立つパターンに分類してご紹介します。

母音による分類パターン

覚えておくと役立つ母音の種類は以下の4つになります。

英語の発音と単語例   韓国語の発音
ǽ
apple[ǽpl]、happy[hǽpi]
母音「」になる
애풀エプル해피ヘピ
ʌ́
come[kʌ́m]love[lʌ́v]
母音「」になる
コム
러브ロブ
əːr(er)
her[həːr]
母音「」になる
ei
cake[keik]table[teibl]
母音「에이エイ」になる
케이크ケイク
테이블テイブル

子音による分類パターン①

覚えておくと役立つ子音の種類は以下の3つになります。

英語の発音と単語例   韓国語の発音
ð(th)
brother[brʌ’ðər ]
子音「ㄷ」になる
브라더ブラド
f
fun[fǽn]coffee[kɔ́ːfi]
子音「ㅍ」になる
ペン커피コピ
z
zero[zíərou]
子音「ㅈ」になる
제로ジェロ

子音による分類パターン②

韓国語のパッチムに置き換わるパターンは以下の3つです。

英語の発音と単語例   韓国語の発音
ŋ(ng)
king[kiŋ]
子音「ㅇ」のパッチムになる
キン
l(母音に挟まれている場合)
television[téləvìʒən]
子音「ㄹ」のパッチム +「ㄹ」になる
텔레비전テルレビジョン
t(語末にある場合)
get[gét]
子音「ㅅ」のパッチムになる
ゲッ

その他のパターン

もう一つ覚えておくと良いのが「伸ばす音」について。

日本語だと「ハンバーガー」や「ジュース」など「ー」で伸ばす音がありますね。

しかし韓国語の場合は「햄버거ヘムボゴ」「주스ジュス」など音を伸ばしません。

日本語に慣れていると少し詰まったような感じで違和感がありますが、慣れておきましょう。

 

英語と韓国語まとめ

今回は「英語」と「韓国語」の違いと共通点、外来語のルールなどについてご紹介しました。

英語か韓国語か迷っている場合は、正直にやりたいと思う方を選ぶのが良いでしょう。

またコングリッシュの基本的なルールは同じですが、全ての英語をハングルに直して使うわけではないので、よく出てくるものから覚えて使ってみてくださいね!

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