韓国のガンギエイ料理「ホンオフェ」は美味しい?味や食べ方をご紹介
韓国料理の「ホンオフェ」をご存知ですか?
「ホンオフェ」とは「ガンギエイの刺身」の事です。
「ガンギエイ」は韓国でもよく食される珍味の食材。
「どんな味?」「どうやって食べるの?」など、今回は韓国のガンギエイ料理を特集します!
かなり独特で知っておかないと痛い目にあうこともあるので、ぜひ最後までお読みくださいね。
「ガンギエイ」とは?韓国語や料理もご紹介!
「ガンギエイ」は水族館でひらひら泳いでいる「エイ」の一種です。
「ガンギエイ」は特定のエイの種類の名前ではなく、4科32属285種を含む「ガンギエイ目の総称」になります。
別名で「カスベ」と呼ばれることも多いです。
韓国語では「ホンオ」といい、ハングルでは「홍어」と書きます。
「홍어」の有名な産地は、韓国の南西部、全羅南道(チョルラナムド)の木浦(モッポ)という地域の近海になります。
「ガンギエイ」の韓国料理はそのまま刺身で食べる「홍어회」と、茹でた豚肉(ポッサム)とキムチと一緒に食べる「홍어삼합(ホンオ三合)」が有名です。
その他、「酢の物」や「鍋」などの食べ方もあります。
ガンギエイの韓国での意味は?
「홍어」は韓国で珍味として食べられますが、「縁起物」として冠婚葬祭で出される事も多いです。
「健康食」として若干高級料理の部類になります。
年配の方をおもてなしする意味として「ガンギエイ」を使った料理を出すイメージがあります。
ガンギエイの悪臭に注意!?味や食べ方は?
韓国では刺身として出されるガンギエイですが、実はその匂いに要注意です!
なんと世界で最も臭い食べ物と言われているスウェーデンの「シュールストレミング」に匹敵する臭さという人もいるほど。
日本で臭さで有名な「くさや」を凌駕するという噂もあります(笑)。
ただ、その臭さとはかけ離れて「味は美味い」という事は世界でもよくあります。
ガンギエイの臭さの原因はガンギエイの肉がアンモニアの成分を含んでいるためです。
ガンギエイを刺身としてそのまま食べる「홍어회」はさらに発酵によって臭みが凝縮されています。
普通にご飯の上に乗せて食べる日本の刺身の感覚とはちょっと違います。
そこで「美味しい食べ方」として広まったのが「홍어삼합(ホンオ三合)」。
「보쌈」と呼ばれる茹でた豚肉、キムチを一緒にゴマの葉に包んで食べる事でアンモニア臭が緩和され、旨味が引き立ちます。
「홍어삼합」は元々は地方料理だったとされていますが、その美味しさからメジャーな食べ方として出回るようになりました。
ガンギエイの身自体は淡白であっさりした味。
また、韓国のお酒「マッコリ」との相性がよく、お酒の肴として絶品だと言われています。
ガンギエイは日本で食べられる?
ガンギエイを使った「홍어회」を日本で食べたいですか?
どうやら東京に提供しているお店があるようです。
それが「韓国食彩にっこりマッコリ」というお店。
本場のマッコリを輸入している韓国料理店で、マッコリによく合う「홍어회」も出しているという事です。
メニューは大小の2つで、価格はそれぞれ1100円と2000円。
日本向けのアレンジは一切なく、本場の味と匂いをそのまま味わえるようです。
その他にも本格的な韓国料理が色々楽しめます。
「にっこりマッコリ」は東京に何店舗かあるようなので、お近くの店舗があれば足を運んでみてはいかがでしょうか?
「ガンギエイ」まとめ
今回は「ガンギエイ」を使った韓国料理「ホンオフェ」についてまとめてご紹介しました。
一般的にはあまり知られていないマニアックなグルメですが、興味のある方はぜひ一度試してみてくださいね!