ハングルの日は何をする？ハングルの誕生とイベント情報などのまとめ

韓国の祝日の中でもとても大切にされているのが「ハングルの日」。

ハングルの日とは、韓国語の文字であるハングルが制定されたことを記念する日です。

「でも実際何するの？」など、気になる事は多いですよね。

そこで今回は「ハングルの日」を特集！

ハングルの誕生から、ハングルの日のイベントまで情報をまとめてみました。

ハングルの誕生とハングルの日

「ハングルの日」とはハングル文字の元となった「訓民正音」の公布を記念する日です。

「ハングル」を作った人は朝鮮王朝第４代王「世宗（セジョン）大王」という人で、10000ウォン札にも描かれています。

世宗大王が「訓民正音」を公布したのは1446年の旧暦９月。

「ハングルの日」が制定されたのは1926年11月の事で、ハングルの更なる研究、普及に努めようと制定された日になります。

時々「ハングル語」と言われることがありますが、正確には「ハングル語」というものはなく、ハングルは韓国語の文字の事です。

当時、韓国語の文字には漢字が使われており、文字の読み書きが出来るのは一部の学者たちだけでした。

そのような状況を踏まえて、誰でも文字の読み書きが簡単に出来るようにと生み出されたのがハングル文字になります。

ハングルは韓国語で「한글」と書き、「한＝偉大な」「글＝文字」、つまり「偉大な文字」という意味です。

ハングルの日は「한글날ハングルラル」と言い、偉大な文字を称える日として重んじられています。

ハングルの日は10月9日で、制定されてから公休日になったり、公休日ではないただの記念日になったりを繰り返し、現在再び公休日になっています。

ハングルの日は何をする？イベント情報をご紹介

ハングルの日は世宗大王の功績を称えると同時に、「ハングルの更なる研究、普及」を目的にしています。

そこでハングルの日には韓国各地で作文大会などハングルをテーマにしたイベントが行われます。

特に有名なのは外国人留学生を対象にして開かれる「백일장ペギルチャン（百日場）」というイベント。

「百日場」とは、元々朝鮮時代に儒者たちを集めて行った詩文の試験のことですが、現在では韓国語を学ぶ外国人留学生が詩文の実力を競い合うイベントになっています。

また、ハングルの普及・発展に寄与した個人や団体には「世宗文化賞」が送られ、ハングルの日に授賞式が行われたりもします。

テレビや新聞でハングルに関する特集が組まれるなど、韓国人の注目度も高い事がよく分かりますね。

ハングルの日に行ってみたいおすすめスポットは？

ハングルの日におすすめのハングルに関する観光スポットをいくつかご紹介します。

セジョン（世宗）大王記念館

ハングルを作った事で有名なセジョン大王ですが、功績は実はそれ以外にも色々あります。

もちろんハングルに関連した文献も多く、約600種類などの遺物と資料を見ることができる記念館です。

世宗物語

世宗大王銅像がある事で有名なクァンファムン（光化門）。その裏側に、世宗物語の展示館があります。

世宗大王の家族関係、品性、趣味など「世宗という人間」を知ることができる展示物がたくさんありますよ。

国立ハングル博物館

ハングルについてのすべてに出会えるスポットが国立ハングル博物館。

興味をそそるハングル関連資料や展示物が飾られています。

「ハングルの日」のまとめ

今回は、韓国の記念日「ハングルの日」についてまとめてみました。

10月9日に韓国に行く機会があれば、ぜひおすすめスポットなどにも足を運んでみてくださいね！